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2025.05

2025.05.19 08:43
烏兎匆々(うとそうそう)
 年明けに旧年の振り返りをしてから、およそ5ヶ月になる。「ここだけの話」の、相変わらずのペースといえばそうなのだが、実をいうと、あれから少々忙しかったのだ。 梶井基次郎や織田作之助をはじめ、庄野潤三、阪田寛夫など、阿倍野区ゆかりの文人は少なくない。そのなかに伊東静雄という詩人がいる。伊東静雄は、昭和4年から戦後の昭和22年まで、旧制住吉中学(現住吉高校)などで国語科教員として教鞭をとりながら詩作を発表し続けた人物である。当店にご来店のお客さまにお尋ねする機会があっても、ご存じの方に未だお目にかかったことがなく、残念ながらあまり一般には知られていない。しかし、第1詩集『我がひとに與ふる哀歌』発刊に際し、日本近代詩の父ともいわれる萩原朔太郎に「日本に尚一人...
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